【マレーシア、ブルネイ】ボルネオ島をバスで縦断
ボルネオ島大北上!
ボルネオ島はマレー半島の東側に位置する島です。
島内にはマレーシア、ブルネイ、インドネシアの三国の領土があり、世界で最も多くの国の領地がある島と言われています。
私はマレーシアのクチンからコタキナバルまでの約1200kmをバスで北上しました。
ボルネオ島の西側を縦断したと言っていいでしょう。
具体的にはクチン→ミリ→ブルネイ(バンダルスリブガワン)→コタキナバルです。
その道中の様子をご紹介します。
クチン→ミリ
クチンからミリへは夜行バスで向かいました。
予約したバス一本で目的地に到着するかと思いきや、なぜか夜1時ごろに乗り換えが必要だと言われて1時間ほど小さなバスターミナルで下されました。
最終的には無事到着したので安心しましたが、事前に知らされていなかったためかなりドキドキしました。
道路は舗装されているところが多かったですが、クチンから離れるにつれてデコボコ道も多いように感じました。
トイレ休憩は頻繁にあります。
予定よりもかなり時間がかかったので、心配な人はクチンとミリの間にあるシブやビントゥルという街で一泊してからミリに向かうのもいいかもしれません。
バス情報
予約はeasybook.comというバス予約サイトでしました。
マレーシア以外にも、東南アジア全般の長距離バスを取り扱っているサイトです。
費用やバス会社によって異なっているようです。
予約できると詳細が記載されたメールが届きます。
バスの乗車はクチンセントラルからなので、配車アプリgrabを使って向かいます。
バスターミナルに到着したら、予約したバス会社の看板を探し、見つかったらカウンターでメールを提示します。
ターミナル内には飲食店やお店があるので、時間があれば食事をしながら待つこともできます。
- 費用:90RM
- 出発時刻:19:30
- 予定到着時刻:9:30(所要15時間)
- 実際の到着時刻:13:30(所要18時間)
ミリ→ブルネイ(バンダルスリブガワン)
ミリからブルネイへは、朝出発して昼過ぎには到着したので楽に移動できました。
道路も舗装されているので楽々です。
ブルネイへ向かう際は、国をまたぐことになるので税関があるので注意しましょう。
バス情報
今回はバスチケットを予約せず、運転手から直接購入しました。
乗車人数も少ないという情報と、比較的頻繁にバスの往来があると聞いていたためです。
実際に乗客は数名で、車内はガラガラだったと記憶しています。
ミリバスターミナルからバスに乗車します。
クチンからミリに到着した時と同じバスターミナルなので、到着時にあらかじめバスの発車時刻を確認しておくといいでしょう。
- 費用:50RM
- 出発時刻:8:15
- 到着時刻:11:30(所要2時間45分)
ミリ→ブルネイ間の国境
前述したように、マレーシアからブルネイへ入国するため税関があります。
私自身や他の乗客含め、入国審査はスムーズでした。
入国審査時はバスから一旦降りる必要があるため、車内に貴重品は残さないように。
また、ブルネイでは酒類の持ち込みは禁止されているので注意。
私の場合は『酒は持ってないね?』と簡単に聞かれただけでした。
荷物検査もありませんでしたが、係員によってはチェックされる可能性もあるため虚偽申告は絶対にしないように。
ブルネイ→コタキナバル
ブルネイからコタキナバルへの移動もかなり楽です。
道路は舗装されているので体への負担も多くありません。
今回もブルネイ→マレーシアと国境をまたぐことになるため税関があります。
バス情報
バスチケットは予約せず、バスに乗車してから購入しました。
偶然同乗した日本人がいたのですが、彼はマレーシアの通貨でチケット代支払おうとして断られていましたので、ブルネイドルを用意しておきましょう。
(そのあと彼はATMでお金を下ろしてきたので無事乗車できました)
バスの乗り場はブルネイ川の近くのウォーターフロントあたりです(バスセンター内ではなく車道に停車されているので注意)。
ミリからブルネイに移動した人は、到着時にバスを降りた近辺です。大型バスなのですぐにわかると思います。
乗客は10名程度でガラガラ。
朝出発して夕方に到着するので長い移動になりますが、こまめにトイレ休憩や昼休憩があるので安心です。
- 費用:45ブルネイドル
- 出発時刻:8:30
- 到着時刻:17:00(所要8時間30分)
ブルネイ→コタキナバル間の国境
ブルネイ入国時とは違い、酒類に関する確認もなくあっけなく手続きが終わりました。
パスポートを出して、スタンプを押してもらうだけです。
バスをいったん離れることになるので貴重品は持ち歩くようにしましょう。
余談―スタンプだらけのパスポート
実は、マレーシア国内の移動でも州をまたぐ場合はパスポートにスタンプが押されます。
今回、マレーシアのクアラルンプールからクチンへ飛行機で移動しましたが、クチンはサラワク州にあたるためパスポートにスタンプが押されました。
ブルネイに入国・出国する場合ももちろんスタンプが押されるので、コタキナバルに到着したころにはスタンプだらけのパスポートが完成しました。
ブルネイで偶然出会った日本人は『スタンプラリー』と言っていました。
まとめ
バスの旅はいかがでしたか?
正直にいうと飛行機で飛んでしまう方が楽ですし、場合によっては費用が安くなります。
しかし、偶然の出会いや現地の人々の生活を垣間見ることができるのはバス旅ならではの醍醐味だと言えます。
今回たどったルートは比較的道路が舗装されていますし、座席も日本の長距離バスに近いクオリティで、特に不便さを感じることもありませんでした。
あまりバスの旅をしたことが無い方でも挑戦しやすいと思うので、時間がある方はぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。