グヌンパダン遺跡にいってみた
このページではインドネシアの世界最古(と言われている)グヌンパダン遺跡に行ってきた感想を記載します。
アクセス方法は別記事にしておりますので、
気になった方はぜひそちらもご覧ください。
グヌンパダン遺跡とは?
日本ではあまり聞きなじみのない遺跡かもしれません。
ウィキペディアを参考にすると、以下のことが書かれていました。
- グヌンパダン遺跡は、インドネシアの西ジャワ島に位置するKaryamukti村にある。
- 炭素年代測定法によると、紀元前2万年から建設が始まったと思われる。
- しかし、2004年の調査では2世紀から6世紀に建設された可能性もあると考えられている。
さらに調べてみると、いくつかのサイトで以下のようなことが書かれていました。
- この遺跡はいくつかの年代にわけて建てられた。
- アメリカの年代測定専門機関であるベータ・アナリティック・ラボ社の研究では、氷河期だった頃の2万年前としている。
- 地質学者Hilman氏の研究によれば26000年前まで遡る。
- 2012年のインドネシア国立原子核庁による炭素14年代測定での調査で、エジプト文明より数千年古いことが判明した。
世界最古の遺跡という線が濃厚になってきましたね~。
学者の間でも建設時期については議論されているようです。
ちなみに、現在世界最古といわれているピラミッドは紀元前2700年に建てられたといわれています。
つまりグヌンパダン遺跡が紀元前2万年に建てられたことが証明されると、世紀の大発見になるわけですよ!
また、次のことも。
- 地下に巨大な人工物がある。
「巨大な人工物」・・・だと?
これはロマンしか感じませんね!
グヌンパダン遺跡に行ってみた
さて、実際に行ってみましたのでご覧ください!
入口
入口です。
帳簿があるので、名前を書いてから入ります。
入場料は無料です。
入口の前には売店があるので水を買ったり、軽食を食べることもできます。
階段を上っていきます。
きちんとした階段なので、整備されていることがわかります。
一段目
階段を登りきりました!
この遺跡は頂上から5段構造になっています。
おびただしい数の石柱があることがわかります。
理由はわかりませんが、大木の周辺に石柱が集められていますね。
遺跡の二方は石がつみあげられていて、たしかに人為的に作られたことがわかります。(もう一方は入口。もう片方は山に続いていました)
明らかに何かを囲っていたような配置がされています。
祭壇でしょうか?入口には特に大きな石が二つ並べられています。
明らかに人工的に作られたことが分かりますね。
二段目
三段目
三段目も石柱がかなり倒れてしまっていて何があったのかよくわかりません。
やはり大木の周辺に石柱が集中していることが分かります。
右奥に見える建物には清掃員の方がいました。
四段目
四段目はほとんど何もありませんが、何かを囲ったような跡がありました。
五段目(頂上)
五段目には何かを祭っていた?ような並びの石柱が。(写真左あたり。赤い木があるところ)
その他
石柱の拡大写真です。
縦にきれいに割れていることから、叩けば割れるような石をしようしているようです。
遺跡周辺の地面には欠けて割れたような石が転がっていたので、おそらく遺跡周辺にある石を加工して石柱にしたと思われます。
また、土の質感は粘土質でした。
まとめ
いかがでしたか?
山に石柱が散乱していて何があったのかわかりませんでしたが、
私は逆にそれがロマンをかきたてらました!
残念ながら、地下にある人工物はまだ発掘されていないようで見ることができませんでした。
以下に気づいたことをまとめておきます。
- 何かを囲っていたような跡があった→祭壇、あるいは儀式の場があった?
- 木の周辺に集中して石柱が建てられていた→木を信仰していた?あるいは木が生えていたところに昔何かがあった?
- 石柱は割れやすい石を加工したと思われる→遺跡の周辺から石を集めて加工していた?
アクセス方法は別記事にまとめているので気になった人はご覧ください。
ご拝読ありがとうございました!